秋田スカイフェスタ・2005 糞(?)戦記~カラスの歓迎~ぎりぎりまで仕事がどうなるかわからなかったけど、 2日(月)も休みになったので他のメンバーと同行する事が出来ました。 6時にチェイスカーの置いてある熊谷に集合して出発、 小山で一人拾って鹿沼ICから東北自動車道に乗る。 渋滞も無く、スムーズに走る。 初参加をした去年は日本海側に出て鳥海山を観光したので、 今年は宮城に入り蔵王の山越えをしようと言う計画。 今ちょうど桜が満開のようです。 この分だとゆっくり温泉に入って観光も十分楽しめそうです。 宮城まで一気に走り抜け高速を下りた。 エコーラインに入る手前でコンビニに立ち寄り休憩を取る。 斜向かいにGSがあったので、ついでに給油もしておく事にした。 チェイスカーの給油を待つ間、コンビニの駐車場で立ち話。 と、その時です。 後頭部に何かが当たりました。 それは今までに経験した事の無い感触でありまして、 いやな予感が・・・。 恐る恐る上空を見上げると、ちょうど電線の真下に立っていました。 そして私の頭上には・・・、 「カ、カラスがいる~~!」 という事は・・・? まさか・・・??? 「えっ、やっぱり~?!」 まさかこんな歓迎を受けようとは・・・。 もう糞(?)だり蹴ったりです。(涙) とりあえずティッシュで拭き取ってもらいましたが、 きれいにとれるはずもなく、 そのままそっと乾くのを待ちました。 ‘ウンが悪い’とは、まさにこの事です。 今回の秋田遠征、いったいこの先どうなる事やら・・・。 ~温泉とオカマ~ 思わぬカラスの歓迎を受けた後、 車はエコーラインへと入りました。 山にはまだ雪がかなり残っています。 残っていると言うよりは、まだ積っています。 エコーラインも冬季は閉鎖になっていて、 ついこの前開通したばかりのようです。 雪の壁を通り抜けるといった感じでした。 まずは滝を見学しましょう。 ここは秋の紅葉の時期なんかは最高なのではないでしょうか・・・。 とても良い景色です。 山頂まで車を走らせ、今度は‘オカマ’を・・・。 おっと、カタカナで書くと何か他のものを想像しちゃいますね。(笑) 今度は‘お釜’を見学に行きました。 そこから山頂までは、ほんの5分程度で着きます。 どうです? 最高の眺めでしょ?! でも風が強かったですょ~。 風速20m以上はあったんじゃないでしょうか・・・。 とにかく真直ぐに立っていられない状態でした。 何でも展望台に上ったおばちゃん達は、 風にあおられて転倒していたらしいです。 それほどまでに強かったと言う事です。 そして山形県側に入り、 蔵王温泉‘大露天風呂’に浸かってきました。 渓流沿いにあって野趣溢れる温泉でしたよ。 でも男風呂は外から丸見えなんですけど・・・。 ここは洗い場が無かったので、 糞害を流し落とすことが出来ません。 でも湯船の中に打たせ湯があったので、 ちょっと失礼して、そこで・・・。 「ごめんなさ~~い。」 でも、うぐいすの糞の化粧品なんかもあったような・・・? あながち体に悪い物でもなさそうです。 だからって訳じゃないけど、 「許してね~!」 ~十文字ラーメンと被災体験~ 蔵王温泉で硫黄の臭いを体いっぱいにつけたところで、 いよいよ秋田入りです。 夕食にはちょっと早めですけど、 前回食べ損なった‘十文字ラーメン’を頂く事にします。 とりあえず駅前に行ってみるが観光案内が見つからず、 「それでは・・・。」 と、地元タクシーの運転手さんに聞いてみた。 これが一番確かで確実な情報入手法ですね。 そして紹介してもらったのが、‘三角(さんかく)そばや’です。 十文字ラーメンは、 極細縮れ麺に和風醤油ダシが特徴だそうです。 駅前に三軒だけしかなく、意外とこじんまりとしていました。 お店のおばちゃんと記念撮影を・・・。 空腹を満たして、 大雄村にある今回の大会本部へと向かったのであります。 着いたのは予定通りの明るい内に・・・。 エントリーの受付をして、 斜向かいにある‘ゆとりおん大雄’で今日二回目の温泉に入る。 ビールとつまみの買出しをして再び大会本部へと戻った。 ここが今回の宿泊場所である。 大部屋に雑魚寝です。 70人ぐらい集まるそうです。 なんだか難民キャンプみたいですね~。 「さてと・・・。」 後は飲むだけです。 地酒を手土産に大会役員の部屋に乗り込んだ。 明日からの三日間、天気も良さそうで楽しみ。 そしてその前に、お酒はもっと楽しみです。 それでは、 「かんぱ~~い!」 ~大会初日~ AM5時前に起床、予定通り天気は良好です。 早速ランチサイトへ行き、フライトの準備をする。 大会初日の今日は競技のタスクは無く、フリーフライトです。 さてと、秋田の空を楽しむ事にしましょう。 こういった‘ゆる~い’大会がいいですね! 観光半分で楽しめます。 さぁ、いよいよフライト開始です。 ちょうど今年はこの時期桜が満開で、上空からお花見をしました。 上からの眺めも、また乙なものです。 今回もバーナーを握らせてもらい、 一番難しいアプローチの練習をたっぷりとやらせてもらいました。 益々どっぷりと気球にはまってしまいそうな自分が恐いです。 はまってしまいそうと言うか、 すでに手遅れのような気がしないでもありません。 ‘空’恐ろしや~! ~ボランティアの農作業(番外編)~ 途中で中間を取り、メンバー交換をする。 私とパイロットのO田さんが降り、チェイスカーに乗り込んだ。 「ちょっとトイレタイムしてもいい?」 生理現象だからいたしかたない。 個室に入りたいらしいのでランチサイトまで戻る事にした。 「止めて! 止めて~!」 ランチサイトの目前で、いきなりそう叫んだ。 訳がわからず、慌てて車を左に寄せ停止。 おもむろにドアを開けて外へ出ると・・・。 O田さんはいきなり田んぼに肥料をまき始めたのであります。 しかも胃袋で一日じっくり熟成させ、 さらにアルコール漬けにしたやつをです。 フライトしている時は大丈夫だったようですが・・・。 まぁもっとも気球は揺れませんから。 それに私のトレーニングで気も張っていた事でしょうから・・・。 それが車で揺られていきなりきたんでしょうね~。 ご愁傷様です。 その後も3箇所ぐらいに肥料をまいていました。 きっと今年の秋田では、 異常に成長の早い稲が数カ所あることでしょう。(笑) フライトを終え宿舎へ帰ると、速攻で布団の中へ・・・。 お昼に‘横手のやきそば’を食べに行く予定なんだけど、 大丈夫かなぁ~? ~やきそば奮闘物語~ ガイドブック片手に横手の駅前に行く。 まず向かったのは、‘ふじわら’のやきそば。 すでにお店の前には行列が出来ていました。 半熟たまごが乗ったさっぱり系の味でした。 「じゃぁ、次に行こうか・・・。」 食べながら冗談混じりに言った一言なのに、 「いいですね!」 と、ダブルを頼んだM原さんがすかさず乗ってきた。 勢いで行った2件目。 そこにも行列がありました。 ここは‘ホルモンやきそば’が看板のこってり系です。 むりやり押し込んだ私を尻目に、 M原さんはここでもダブりをぺロリ! う~~ん、器が違う。 ちなみに、ホルモンは柔らかくて美味しかったです。 苦しくて動けなくなるほどに横手のやきそばを堪能して宿舎に戻った。 風が強くて午後のフライトは微妙だけど、 ブリーフィングまで少し時間があるので布団の中へ・・・。 パイロットの二人が出かけたのは全然判りませんでした。 戻って来ると、 風が収まってきたのでランチサイトを変えてフライトをするらしい。 別行動をとっていたクラブメンバーのK岩夫妻と合流し、雄物川の河川敷へと移動。 今回奥さんは初めて気球を見ると言っていたが、 ビジターを乗せるにはちょっと風が強いようだ。 残念だけど次回にと言う事で、 メンバーのご主人だけを乗せて午後のフリーフライトを楽しんだ。 案の定、ランディングは横倒し状態でしたよ~。 でも、今回は3日の午後と言うピンポイントの参加。 そんな中で飛べて良かったですね! ~東由利の黄桜温泉に入るの巻~ さてさて、今日の温泉は・・・? ‘道の駅 東由利’に併設されている‘黄桜温泉’に決まりです。 閉館の1時間前だったので、 いつものようにまったりしている時間はありません。 速効で体を洗うとレストランへ直行です。 ぎりぎりセーフで、最初の注文がラストオーダーでした。(冷や汗) 道の駅のレストランにしては、 ここの料理何から何まで「う~~ん!」と唸らせる程美味いものばかり。 秋田美人のウエイトレスの対応も文句無しで最高でした。 風呂上りに飲んだ地ビール(ボツメキビール)がこれまた美味かったです。 ネーミングが何ともユニークですね。 ボツボツ・メキメキと、涌き出る水をイメージしたものらしいです。 ここはとてもお勧めです。 そろそろ戻って、 また終りの無い宴会にでも突入しましょう。 ~‘あきたこまち’争奪戦~ さてさて大会2日目、今日は唯一の競技フライトです。 美味しい‘あきたこまち’を賭けての争奪戦。 ターゲットを目指して我がブルーエンジェルは舞い上がりました。 ・・・が、 「あれ~~っ? ターゲットはそっちじゃないですよ~~!」 ♪♪ は~るか~ 遠い道程を~歩き始めた~ き~みに~ 幸せ~あれ~~ ♪♪ なんて歌ってる場合じゃないですよね~。(笑) まぁ、これもいつもの事。 気にしない気にしない・・・。 あきたこまちはゲット出来なかったけど、 ノータム(飛行可能エリア)限界までのロングフライトでした。 右下遥か遠くにちっちゃく写っているのがブル-エンジェルです。 「お~~い、こっちだよ~~!」 ~錦秋湖にてスッポンラーメンを食す!~ 午前中の競技フライトを終え、気分は観光モードへ! 横手からR107を走り岩手へと入った。 まずは湯田温泉の‘穴ゆっこ’で汗を流す。 そして‘道の駅 錦秋湖’にてお昼タイム。 名物料理の‘スッポンラーメン’」を頂く。 これがまた塩の激ウマでした。 レストランの隣で焼いていた岩魚の塩焼きを買ってきて、 骨酒よろしくラーメンに入れてみた。 「う~~ん、まいう~~!」 スッポン&岩魚の特製ラーメンになりました。 これはお勧めです。 午後になって風が強くなってきました。 この分だとフライトは中止になりそうです。 とりあえずランチサイトへ戻ってみましたが、誰一人居ませんでした。 はなっからみんなその気が無かったようです。 それでは・・・と、再び観光モード。 今度は雄物川温泉‘えがおの丘’へと向かいました。 今日は温泉三昧な一日です。 ゆっくりとお湯に浸かり宿舎に戻ると、 間もなくウエルカムパーティーの始まり。 今日も飲んで飲んで、食って食うぞ~~! ~あっという間の最終日~ 5/5(木)子供の日、あっという間の大会最終日です。 今日も良い天気で今回の秋田は、 食に・温泉に・フライトにと存分に楽しめて大満足です。 300フィートまで上昇した所でバーナーを握らせてもらいました。 「この高度を維持してください。」 パイロットから課題を与えられて神経集中。 計器と睨めっこでの奮闘。(これは糞闘ではありません。)・・・(笑) 「お~、良いんじゃない。 俺より上手いくらいだ。」 お褒めの言葉を頂きました。 大分感覚が判って来て、面白さが実感出来てきました。 既に首までどっぷりと浸かってしまい、 もはや脱出は不可能なようです。 途中で中間を取りメンバー交替。 最終日なのでガスはなるべく使い切って軽くして帰りましょう。 今日もたっぷりと秋田の空を楽しんで、 そして最後に稲庭うどんと温泉を・・・。 あっ、そうそう、 今日は鳥海山がとても綺麗に見えました。 ~稲庭うどんと泥湯温泉~ やっぱり秋田と言えば、最後の締めには‘稲庭うどん’でしょう。 ‘七代 佐藤養助’本店へ行って来ました。 さすがに美味かったですね~。 街中は人影が無かったのですが、お店は満員御礼でした。 お腹が満足したら、今度は温泉です。 川原毛に滝壷がそのまま温泉になっている所があるようです。 ガイドブックには夏季限定とありましたが、とりあえず行って見る事に・・・。 手前の泥湯温泉までで道路は通行止め。 案内板を見ると歩いて行けそうなので、タオル片手に歩き始める。 この当たりはまだまだ雪深い。 道路脇にはふきのとうがいっぱい芽吹いていました。 程なく‘川原毛地獄’へと到着。 そこは所々から硫黄が噴出していました。 噴火口の近くは地表も温かいようです。 行き倒れではありませんのでご安心を・・・。(笑) そこから滝壷温泉まではまだ道程があるようで、 やはりこの時期は駄目みたいですね~。 滝壷はあきらめて泥湯温泉に入りました。 そこには混浴露店風呂もあったんですよ~。 倒れる寸前までがんばっていたんですけど、 入って来たのは体に模様の付いているお兄さんだけでした。(涙) 人生そんなに上手くはいかないものです。 たっぷりと3泊4日の秋田を楽しんで、帰路につきました。 「明日から仕事か~。」 気持ちの切り替え出来るかな~? まぁ、ゆっくりとリハビリをするとしましょう! --完ーー |